南の島

2005年02月26日

ポートビラ郊外、マラポア半島

市街から1本の道で通じる、ポートビラ・メレの湾内を一望するマラポア半島は小高い丘になっていて、中腹から山頂にかけて住宅地になっています。私はここのとある旅行会社の社長宅に、3ヶ月ホームステイさせていただいていました。

延々と急な坂の続くところで、自転車の変速機がこんなにありがたいと思ったはありません。ただし高校もあり、ちょっとした文教地区です。白人の住む家と、普通の住民の住む家とは相当な格差があります。私のホームステイしていた家は前者ですが、その模様は次号で。

その家に行く途中、坂の下で、未舗装のガタガタ道があり、自動車がよく通るのであちこち陥没して水溜りができています。40度位ある急坂の下なので、自動車も通過するのはテクニックが必要です。

住民はこんな道路にしておくのは危険だということで、舗装したり、整備することを市に陳情したようです。しかしなかなか市が工事に取り掛からないので、ついに住民は税金の不払い運動を起こしました。ポートビラには住民税の一種として、豊かな集落が貧しい集落を助ける相互扶助税がありますが、その支払いを拒否したのです。

その結果、件のガタガタ道は穴ぼこに砂利を入れる程度の工事がなされました。(自転車はかえって走りずらくなった)しかし、雨が何回か降って、結局元の木阿弥です。バヌアツ人の国民性に良く言えばおおらかな、悪く言えばいい加減な国民性がありますが、これもその例でしょう。ある程度顔を立てれば実効がなくても許してしまうというのは、どこかの国と似ていますね。




issikikyurokusiki at 22:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)