2007年05月30日
たまにはぜいたくな夜（上）
政治家のパーティにまた行ってきました。自民党古賀派（宏池会）の50周年記念パーティです。池田勇人元首相を嚆矢とする宏池会と名乗る派閥は現在2つあります。もう一つは谷垣派ですが、その谷垣氏も来ていました。来賓のあいさつに、各派閥や有名政治家のスピーチが続きます。古賀氏は一番最後でしたが、政治家では谷垣氏のほか、山崎拓氏や伊吹文明氏、さらに麻生派の麻生外相も来ていました。
いずれの方もあいさつの中に「2つの宏池会」というフレーズをにじませていました。古賀派、谷垣派、さらにもとの河野派である麻生派を合併しようという「大宏池会」構想が考えられているのです。
しかし分裂の原因になった加藤紘一氏は居なかったですね。配られた宏池会の冊子にはさすがに歴代の会長から加藤氏を除くわけには行かなかったようですが、彼が派閥を離脱した以上、また併合してもいいと素人目には思います。しかしそう簡単にはいかないようです。
”重鎮”のスピーチの後は参議院議員の紹介です。
何しろ選挙を控えて、彼らも派閥としても大いに立てられ、一生懸命戦っています。写真に写っているのは大仁田厚参議院議員です。声をかけて撮ってもらったのです。いろいろ毀誉褒貶ある人物ですが、やっぱりこういう世界で暮らしているヒトはオーラがあります。人間関係の”業”の世界で生きるにはしっかりと個性の押し出しのある人物でないと務まらないでしょう。まあしかし私のような庶民にとっては、楽しみは有名ホテルのメシですな。立食パーティですが前回のパーティより人数が少なく、また殺伐とした雰囲気でもなかったために、比較的多くのメシにありつけ、腹一杯タラフク食べまくりました。
知った顔は有名人のほかは、社労士会のお偉方が3人ほど来ていました。食べているうちにお偉方は徐々に居なくなり、食い気の若手ばかりになりました。しかし余り肉は売れません。食事のバランスを皆さん考えているのでしょうか。
引き上げるときには、古賀会長はじめ、テレビでおなじみの方々が総出で見送ってくれます。私のようなどこのウマの骨とも分からない人間にも礼をしてくれます。「政治家は電信柱にも頭を下げなくてはならない」といいますが、まったく大変です。
この後はパーティ会場を出て、飲みなおします。（”下”に続きます）
