2007年01月18日

急行に乗って特急の気分5

14系客車

この客車はJRのもので、臨時列車に使用されることの多い車両ですが、登場時は「急行に乗って特急の気分」ということで評判が大変良かったものです。

室内は2人掛けのロマンスシート、しかもリクライニングもします。登場した昭和47年当時は大変デラックスな室内設備でした。当時は急行・普通で4人掛け直立シートというのが当たり前、リクライニング・シートはグリーン車の特権でした。

しかし日本では客車というのはスピードが出ないので、あくまで臨時の特急用に作られたのです。電車や気動車のようにモーターやエンジンがあるわけではないので、操車場に長いこと寝かせておくにはちょうど良いのです。そして帰省ラッシュのときなどに出番が回ってくるのです。

しかしやっぱり新鋭車両を寝かせておくのはもったいない、ということで、スピードのいらない夜行急行に主に用いられました。

関西と九州を結ぶ急行「阿蘇」「くにさき」などに用いられ、その結果「急行に乗って特急の気分」ということで好評を博したのです。

しかしコレは30年以上前の話です。今や普通車でもフリーストップのリクライニングシートが当たり前になり、上体をを起こすたびにガタンバタンと元に戻ってしまうこの客車は、今や臨時快速列車などが主な活躍場所です。

こういう臨時輸送力専門の客車を作ったというのは、時代の流れを感じます。今はこういう臨時輸送はジョイフルトレインという「楽しい」列車が担っています。臨時輸送でも単なる輸送手段から、移動自体楽しもうという時代になっています。

もちろん現在「急行に乗って特急の気分」どころか、急行がなくなった今では「普通に乗って特急の気分」という列車も存在しています。特に東海道線の東京駅では特急「踊り子」「東海」に使われる車両が普通列車として入ってくることがあります。

しかし首都圏ではこういう運用は少ないですね。やっぱりヒトの多いところでは快適な居住環境にはお金を払いましょう、ということになります。そこが「特別料金なしで快適に」という関西と違うところです。

issikikyurokusiki at 05:04│Comments(0)TrackBack(0)よしなしごと 

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