2006年12月06日

南の島のクーデター4

フィジーでクーデター、軍が全権掌握と発表 首相軟禁

For Fiji,ever Fiji♪
Let our voices ring with pride.
(フィジーのために。フィジーよ永遠なれ。誇りを持って唱えよう)

バヌアツのフィジー人コミュニティで、敬虔な気持ちで歌ったことがあります。フィジーはバヌアツのお隣の国で、私がホームステイしていた家の奥さんはフィジー系バヌアツ人でした。

ところでそのフィジーでクーデターです。先祖代々のフィジー人と、イギリスの植民地だったころに労働力として連れてこられたインド系フィジー人の相克が原因のようです。

同じ島なのだから仲良くすればいいのに、とのん気な日本人は思うのですが、こういう問題はバヌアツもソロモン諸島も、また他の太平洋諸島も抱えているところが多いのです。


バヌアツは島の部族が違うというだけで憎しみは相当なものです。バヌアツ独立の際、別に分離独立しようとした指導者が軟禁されたところが観光名所となったりしています。島の経済を握る白人でさえ、その民族性には介入できません。それもそのはず、新潟県ほどの広さに133種類の言語があるのです。

ソロモン諸島もガダルカナル島と対岸のマライタ島住民の対立が激しいのです。傍から見ると同じメラネシアンなのですが、言語習慣の違いは恐ろしいもので、住む所が違うというだけで同じ民族が憎しみあっています。

日本は島国ですが、四国と九州が憎しみ合うというような話はありません。強いていえば戊辰戦争・西南戦争時の会津と薩摩くらいですが、それも今は歴史のハナシです。

こういう点でつくづく日本人で良かったと思います。もし日本人が「政府には薩摩人しか登用しない!」などと地域限定を持ち出したら、今日の日本の発展はなかったでしょう。たとえ殺しあった間でも、憎しみは水に流し、良い人材はどしどし取り立ててきたことが、日本の発展の隠れた原動力です。

issikikyurokusiki at 04:58│Comments(0)TrackBack(0)南の島 

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