2006年10月01日

偽装請負糾弾!やれやれい!5

偽装請負で事業停止命令へ 大手コラボレートに厚労省

ついにこの手の偽装請負に本格的な法の手が入りました。やっぱりというべきか、国内最大級の人材会社「クリスタル」の関連会社のようです。この「クリスタル」ネットで調べると恐ろしく評判の悪い会社です。

○グループ全体にわたる偽装請負行為
○不可解な業務命令…入社して1週間で京都へ転勤、など。
○子会社の頻繁な社名変更や濫造解体…入社して1月の社員を社長にして支店を作るなど。
○契約内容に反した違法・不法就労や不当労働行為…「ウラ派遣」専門職の過労自殺が報じられたことも。
○人員確保だけを目的とした虚偽の求人広告の乱発。
○虚偽の労働契約…生きていくのに必要な給料さえ言いがかりでカット。
○企業情報の非公開性(公式サイトの閉鎖、業界団体への非加盟など)
○申告漏れなどの会計手続きのずさんさ。

こんな会社がよく今まで生き残ったものです。銀行や業界団体ですら、業界最大の利益の出ている会社であるにもかかわらず貸付や加入を拒否したようです。

その大いに利益を出した理由は、何と言っても労働者を文字通り搾り取るところに由来するようです。18世紀、産業革命時のイギリスの工場を想起させる会社のようです。

注目したいのは、それほどの会社であるにもかかわらず、お上がなかなか動かないところです。経済行為はたとえ労働者の10人や20人が悲惨な過労死を遂げようと犯罪にならないところが問題なのですが、この会社は分社化や偽装請負など、法の網を一応はかぶせているところが一層タチが悪いのです。

人間で言えば、無学だが、悪賢くて胆力のある人物といえるでしょうか。しかしそんな人物に付いていくヒトもいるのです。だからグループが巨大化したのですが、付いていく人物も最後はトカゲの尻尾のように切り捨てられるようです。何しろ「社長」でも、結局はオーナーの子分に過ぎませんから、必要なくなれば挿げ替えられるのです。

会社化した「総務部」のベテラン女性数十人が、給料が高いという理由だけで一度に解雇され、賃金の安い新人に代えたところ、総務部の機能がマヒ状態になったという話もあります。

なにとぞお上には経済活動の「自由」を保障することも結構ですが、大勢の国民の幸福を実現する方向で政治を敷いて欲しいものだと思います。このクリスタルは結局はオーナー1人が幸せになるだけで、それ以外はオーナーの取り巻きも含めて全員不幸になるという構図が出来上がっています。若年者の悩みが就職そのものでなく、就職後の定着にあることを汲み取っていただければと思います。

issikikyurokusiki at 04:57 │Comments(0)TrackBack(0)clip!その他社労士関連 

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