2006年09月06日

「開発途上国」もいろいろ4

後発開発途上国

おお!オセアニアの「最貧国」の中にバヌアツがあるではありませんか。この「最貧国」(Least Developed Countries)の定義とは、

○広範囲にわたる対立と不安定な政治によって国が損われている。
○無力だが残忍な独裁政治が行われており、民主主義や自由主義はごくわずか。
○それらの国は民族紛争と長い間続いていた植民地主義のなごりによっても国が損われている。
○国民1人当たりの国民総所得の3年間の平均が750ドル未満である。
○人口が7500万人以上の国は除外される。
○インフラ未整備:最貧国では首都でも安定供給でない場合が多い。
○道路も国内の最重要幹線が未舗装、鉄道も皆無。あるいは幹線系でも正常な運行が困難というケースが多い。

だそうです。ではバヌアツの現実は、


○広範囲にわたる対立と不安定な政治はあるが、全く目立たない。
○無力だが残忍な独裁政治はあるが、結構すぐに引きずり降ろされる。
○民族紛争はあるが、せいぜい仲が悪い程度。植民地主義のなごり(英仏共同統治)は冗談程度の痕跡。
○国民1人当たりの国民総所得の3年間の平均が750ドル未満である。これは当たっています。
○人口が7500万人以上の国は除外される。人口は20数万。
○インフラ未整備:最貧国では首都でも安定供給でない場合が多い。停電はあるし、ガスも電気も日本の2倍の価格だが、安定供給はされている。
○道路も国内の最重要幹線が未舗装、鉄道も皆無。あるいは幹線系でも正常な運行が困難というケースが多い。うーんこれはあるな。

アフリカと比べると、それなりの対立はありますが、何しろ南の島は根がのんびりなので、争いごともスケールが小さいのです。そして何といっても飢餓の心配がないところが違いますね。ここでは部族意識が強く、各部族は入会地を持っていて、そこからイモや収穫物を得ています。商業の発達した首都ポート・ビラや外国で失敗しても、「ムラ」に帰れば食っていく分には何とかなるのです。

だからどうもバヌアツが「最貧国」というイメージは薄いです。犯罪といえば決まって裕福な外国人の、特に白人の痴話喧嘩ですし、本当に住む分には平和な島なのです。しかし日本人が行くと、平和すぎてボケる可能性が多い感じですね。

issikikyurokusiki at 05:03│Comments(0)TrackBack(0)南の島 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔