2006年05月03日
戸塚校長出所に思う
「体罰は教育」と会見 戸塚校長が刑期終え出所
逮捕当時、全国中の中高生を震え上がらせた戸塚校長も年金をもらうトシです。月日の流れを感じますね。
戸塚ヨットスクール事件は体罰とスパルタ教育がウリの家庭内暴力、登校拒否の「矯正専門校」で、厳しい秩序が3人の死者を生みました。1人は角材で撲殺され、2人は絶望の余りフェリーから投身自殺しました。
私は戸塚校長は人物的に偉いと思いますし、また、こういう学校は1つくらい存在しても良いと考えます。問題は、「どういう子をここに送り込むか」という態度だったと思います。つまり、子どもに対するこの学校に対する適性を見抜く力が足りなかった、ということです。
もちろん、この学校で矯正し、立派になった方は数多いのです。そういうヒトは見事ツボにはまって、成果を挙げたのです。しかし殺人がなぜ起こってしまったかというと、
逮捕当時、全国中の中高生を震え上がらせた戸塚校長も年金をもらうトシです。月日の流れを感じますね。
戸塚ヨットスクール事件は体罰とスパルタ教育がウリの家庭内暴力、登校拒否の「矯正専門校」で、厳しい秩序が3人の死者を生みました。1人は角材で撲殺され、2人は絶望の余りフェリーから投身自殺しました。
私は戸塚校長は人物的に偉いと思いますし、また、こういう学校は1つくらい存在しても良いと考えます。問題は、「どういう子をここに送り込むか」という態度だったと思います。つまり、子どもに対するこの学校に対する適性を見抜く力が足りなかった、ということです。
もちろん、この学校で矯正し、立派になった方は数多いのです。そういうヒトは見事ツボにはまって、成果を挙げたのです。しかし殺人がなぜ起こってしまったかというと、
「普通のヒト」を送ってしまったからなのです。当たり前に育って、特に過酷な状況に置かれたこともない人々が、こういうところにいきなり送り込まれたらどうなるか考えたのでしょうか。人間は外傷がなくても、精神的にやられれば死んでしまいます。そこを考えるべきでした。
普通のヒトでないヒトは、救国の英雄になることもありますが、殺人犯になることもあります。そういう人を送り込んで矯正すべきだったと思います。要は、
刑務所 …「凶悪犯」用なのにメニューは「普通のヒト」用
戸塚学校…「普通のヒト」用なのにメニューは「凶悪犯」用
なのです。これが殺人まで起こした本質だと思います。
現在の刑務所はこのスクールに比べればマシでしょう。極端なハナシ、こういう学校は刑務所のような役割を担うべきです。「普通のヒト」はもっと他の学校に任せましょう。
会社の教育でも同じようなことがいえます。「普通のヒト」を採っておいて、「凶悪犯」並みの教育では、良いところをツブし、悪い芽を育ててしまいます。特に天才的な社長さんで、最初に運良く優秀な営業マンが集まったような会社さんは要注意です。
良い仕事も悪い犯罪も頭脳が必要です。ここに注意して「会社にとって優秀な人材」は中途採用ではダメで、やっぱりきっちり育てなければならないという理由はここにあります。きっちり育てれば、優秀な人材はその頭脳を会社のためだけに使ってくれるでしょう。
普通のヒトでないヒトは、救国の英雄になることもありますが、殺人犯になることもあります。そういう人を送り込んで矯正すべきだったと思います。要は、
刑務所 …「凶悪犯」用なのにメニューは「普通のヒト」用
戸塚学校…「普通のヒト」用なのにメニューは「凶悪犯」用
なのです。これが殺人まで起こした本質だと思います。
現在の刑務所はこのスクールに比べればマシでしょう。極端なハナシ、こういう学校は刑務所のような役割を担うべきです。「普通のヒト」はもっと他の学校に任せましょう。
会社の教育でも同じようなことがいえます。「普通のヒト」を採っておいて、「凶悪犯」並みの教育では、良いところをツブし、悪い芽を育ててしまいます。特に天才的な社長さんで、最初に運良く優秀な営業マンが集まったような会社さんは要注意です。
良い仕事も悪い犯罪も頭脳が必要です。ここに注意して「会社にとって優秀な人材」は中途採用ではダメで、やっぱりきっちり育てなければならないという理由はここにあります。きっちり育てれば、優秀な人材はその頭脳を会社のためだけに使ってくれるでしょう。
