2006年03月27日

言語ナショナリズム

[仏大統領]怒って退席 仏出身の産業界代表が英語で演説

このニュースに対する評価は、
「短気過ぎる!これだからフランス人は…」
「いや、一国のアイデンティティーを守るなら当然のことだ」
と、2つに分かれます。

私は後者の意見として、フランス大統領に拍手したい派です。言語を守るのは、民族性つまり、その人の所属するものの歴史と由来という最も重要な拠りどころを指すものといえます。

バヌアツでも似たようなことがありました。バヌアツは英仏共同統治の植民地でしたから、白人は英仏両派に分かれています。そんな両派が交流会に出て、おのおのスピーチをしたとすると、イギリス系はそうでもないものの、フランス系は「フランス語でしゃべれ!」と野次が飛んだりします。

こういうフランス人の姿勢は、愛国心の他に、アメリカ中心のグローバルスタンダード反対という意味もあります。私は今後の多様化する世界状況の中、言語を守ると言うことは非常に大切だと思います。

言語といえば、旧ユーゴスラビアや台湾が思い出されます。

旧ユーゴは、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、それが1つのユーゴスラビア連邦となっていると言われていました。言語は4つでも文字は2つなのです。ユーゴをまとめたのはチトーという天才的な政治家がいたためで、彼の死後、今ではすっかり割れてしまいました。

台湾は清国統治、日本統治の影響で北京語、日本語もありますが、その両方でない台湾語もあって、それを国語にしようとしています。しかし言語はあっても、文字がありません。文字にする方法は、
1、ローマ字
2、中国語の文字
3、北京語と違う文字
4、いっそ新しい文字を作る

と、4説ありますが、こんなことをわざわざ考えるのも、自分たちの文化として、台湾人ならではのアイデンティティーを作ろうとしているからに他ならないのです。

現在、英語を小学校からやる論議が盛んですが、まずは日本語から教え、それを十分習ってからやるべきじゃないの、という意見に賛成です。日本人という大きな立脚点に立ち、日本人として堂々意見を述べることで、国際関係を良くし、戦争を防ぐことにつながるものと思います。

issikikyurokusiki at 05:20│Comments(0)TrackBack(0)南の島 

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