2006年03月19日

切実なブログの活用法

イラクもブログ時代に突入 意見発表、情報収集で活躍

命を取る取られるというような切実な国でブログが活用されているようです。その活用法は
○世界のニュースと、現実との乖離ブログの画面で総合し、話し合う。
○現実に起きていることを実況中継し、考えたことを即伝えることができる。

要は実況中継と情報の即時公開ができることと、意見を書くことで相互コミュニケーションが生まれるということのようです。これは当たり前といえば当たり前なのですが、イラクではどういう種類のブログができているのかというと、

「サラム・パックス」:2003年、米軍侵攻前にできたもの。米軍侵略前のバグダッド情勢、市民生活の「今」を伝えた。運営者は建築家。「ブログを通じ情報交換が可能。今起きていることに関し、意見交換もできる」とブログの役割と重要性を強調している。

「リバーベンド」:26歳のイラク人女性が開いたこのブログは女性からの視点、意見などを掲載して注目を集めている。その内容は一冊の本にまとめられ、賞まで贈られた。「シーア、スンニ両派はここ数日、大同を目指して団結しようとしている。それを成し遂げようとしているのは両派の聖職者、指導者たちではなく一般の教徒たちだ。私の近所には両派教徒が入り混じって暮らし、どの教徒も聖廟への爆破、モスクの破壊に怒りの声を上げている」と伝えている。

「自由への24歩」:「暴力の嵐が吹き荒れているが、イラク国民はそれでも希望を失ってはならない」と国民を鼓舞、同時に外国メディアがイラク国民の真実を伝えていないと批判している。

「ハンモラビ」:裏情報や皮肉のある話を紹介する。「シーア派のアスカリ聖廟爆破はサウジアラビアのワッハーブ派のテロ行為」との内容を伝えた。

「フリー・イラク」:「現在の暴力を、自らの利益しか考えない政治家たちの責任で、民族と自宗派にこり固まっている」と痛烈に非難している。

ネット社会は狂人の集まりという人もいますが、民族や政治の利害が凝り固まった問題を、ITという一定の舞台で論議すると、冷静に意見が集約し易く、即時性のある情報が期待できるという効果があるのです。

転じていろいろな人間の集まりとして意見を集約する場合に、ある程度「タガ」をはめることは重要かも知れません。ITも規則もタガの一つです。こういう装置を整えて操作に習熟することも、民主政治への参加の「資格」なのかも知れません。 

issikikyurokusiki at 05:26│Comments(0)TrackBack(0)

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