2006年01月04日

バヌアツと沖縄3

沖縄の歴史に関する本を読みました。日本最古の人類、港川人から琉球王国、そして明治の日本に併合し、沖縄戦、米軍の占領から返還と、ご存知のとおり、複雑な歴史をたどっています。日本、沖縄さらにバヌアツのような島国の心意気とは何か考えてみました。

カラオケで「島人ぬ宝」という歌を友人が歌っていました。これやっぱり沖縄の歌なんですね。”ぬ”は”こそ”という意味で、島人こそ宝だ!という意味になります。

日本もバヌアツもそうですが、やっぱり島の人は自分の島バンザイとなるようです。しかし一方で、どこかに属したいという気持ちもあるようです。沖縄の戦後史は本土復帰への険しい階段を上ったようなものです。しかし日本は対米追随のあまり、あまり沖縄の心情は考えてこなかったようです。

バヌアツは比較的簡単に独立しましたが、その後の混乱が結構ひどかったのです。何しろ新潟県の広さに人口20万くらいなのに、言語が133あるくらい、文化が違い、部族意識が強いのです。

83個の島々全てがバヌアツ共和国として1つになるには時間がかかりました。サント島という沖縄本島の4倍くらいあるバヌアツ最大の島が反乱の舞台となりました。ここの独立指導者が閉じ込められた村は観光名所になっています。

これは日本で例えれば、沖縄独立論者を封じ込めて、本土が強引に日本にしたようなものです。しかし、沖縄の歴史はそうではありませんでした。

たとえアメリカの鼻息をうかがう本土から冷たくあしらわれても、本土復帰の運動は続き、ついに復帰を勝ち取ったのです。言語も風俗も独特なはずの沖縄で、よく独立論が大勢を占めなかったものだと思います。

そう考えるとやっぱり沖縄の人も日本人としての血が流れていると考えたいですね。日本では愛媛県独立!とか北海道独立!とは考えないでしょう。バヌアツのように部族同士同じ民族なのに排他的にはならないのです。

私は基本的には日本は個人主義は馴染まないと思います。たとえ島国で自分の文化は持っていても、相互監視や窮屈になる弊害はあっても、「みんなでやろうよ」という集団秩序を大事にするDNAがあるのです。

沖縄で独立論が出ているようですが、沖縄は日本の原点になるべき慣習や文化が残っていると言います。沖縄がバヌアツのようにタックスへイブンとして独立したら、日本の文化の一要素を失うような、そんな感じがします。「癒し」としての沖縄も結構ですが、本土が沖縄に何ができるかを考えたいと思います。

issikikyurokusiki at 07:26│Comments(2)TrackBack(0)南の島 

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この記事へのコメント

1. Posted by yasu   2014年05月25日 00:38
はじめまして本土が沖縄に何ができるか?の問い
ありがとうございます。74%の米軍負担をぜひ
本土で引き受けて欲しいです。もう島は70年日本の
安全保障に尽力したと思いますので。
2. Posted by フレンチフリゲート   2014年06月24日 11:45
5 yasu様コメントありがとうございます。米軍負担は安全保障の問題に行き着きます。自主防衛しないと、安全保障の再配置はできないでしょうね。

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