2005年03月04日

ローランド家

ローランド家の家族は夫妻の他、
4歳になる息子がいました。

白人の夫とフィジー人の奥さんとの間の子は
黒い肌です。私に絵を書いて見せたり、
夫妻の不在時に私が帰って来ると、
寂しさの余り抱きついてきたりと、
物怖じしない天衣無縫な子供です。

夫妻の長女は既に結婚し、7歳になる子供がいます。
つまり、4歳の叔父と7歳の甥ということになります。
年取ってから生まれた子はかわいいといいますが、
夫妻は子供の教育にムチを緩めません。

食事の際にモノをこぼしたりすると
容赦なく食卓から退場させられ、
大人が静かにしているところではしゃぐと
容赦なくひっ吊るされて尻を叩かれます。

白人に限らずバヌアツの幼児教育は厳しいです。
どんなに貧しい人でも大人に無礼を働くと
容赦なくぶっ叩かれます。
しかしアザだらけというのは勿論ありません。

日本の教育の現状は結局、文明論に行き着くのでしょうか?
閉鎖空間でもダメだし、余りに外界に開けっぴろげでも困ります。
ただ、そう考えること自体、教育が分かっていないとも言えるでしょう。


issikikyurokusiki at 21:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)南の島 

2005年03月02日

ローランド家

ローランド邸は山頂の一軒家で、私がいた部屋はテラスの下で、10畳敷き以上はあるでしょう。これは何もお金持ちの贅沢ではなく、これくらいの部屋が当たり前の感覚だからです。バヌアツはオセアニアに属するだけに、家の造りはオーストラリアに似ています。

そんな部屋の中にベッド1つに机と椅子、更に台所と本家と独立したトイレとシャワーもあります。言ってみれば「離れ」に相当するものでしょう。他のベッドルームも広く、家具でビルが林立する印象の日本の家に比べるとゆとりのある感じに見えます。

ハウスガールといわれるお手伝いさんがいます。しかしここの女主人の態度は厳しく、甘やかしてはならないのかなと思います。「雇うにはまず洗わねばならない」というくらいの状態で、格差を感じます。

もっともこの国ではお金持ちは「神の御心を忘れたお金の亡者」などと言われます。そんな感覚はどうも日本に似ています。アイランダーという点で、日本人と共通点があります。




issikikyurokusiki at 23:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0)南の島 

2005年02月28日

ローランド家

さて、マラポア半島の頂上にあるローランド家へ。バヌアツで相当の素封家で旅行会社とレンタカー会社を経営しています。

邸内は15畳敷きはあろうかという大きなリビングを中心に台所と、これも10条敷きのテラス、8条敷きくらいのベッドルームが4つあり、御殿のようです。

常夏の国なので暴風雨でない限りは朝食は遠くハイダウェイ島を望むテラスで。リビングにテレビなどは置かず、会話を楽しむという習慣です。月に1度は宴会が開かれ、40人くらいでも余裕の収容力です。

ローランド氏は白人なのですが、一度ローランド家縁戚大宴会が開かれたときなどは、黒白黄色40人以上が集まり、賑やかでした。しかし大部分がフランス語なので、私は黒人の少年をつかまえて、英語で話していました。

ローランド家は先祖代々のバヌアツ人ですが、やはり白人はお金持ちです。これに対し、黒人はニ・バヌアツと呼ばれています。人口の95%を占めるので、やっぱり貧しい人も多いです。しかし彼らは決して不幸な表情をしておらず、凶悪犯罪や内乱も起こらないのはなぜでしょうか?

issikikyurokusiki at 21:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)南の島 

2005年02月26日

ポートビラ郊外、マラポア半島

市街から1本の道で通じる、ポートビラ・メレの湾内を一望するマラポア半島は小高い丘になっていて、中腹から山頂にかけて住宅地になっています。私はここのとある旅行会社の社長宅に、3ヶ月ホームステイさせていただいていました。

延々と急な坂の続くところで、自転車の変速機がこんなにありがたいと思ったはありません。ただし高校もあり、ちょっとした文教地区です。白人の住む家と、普通の住民の住む家とは相当な格差があります。私のホームステイしていた家は前者ですが、その模様は次号で。

その家に行く途中、坂の下で、未舗装のガタガタ道があり、自動車がよく通るのであちこち陥没して水溜りができています。40度位ある急坂の下なので、自動車も通過するのはテクニックが必要です。

住民はこんな道路にしておくのは危険だということで、舗装したり、整備することを市に陳情したようです。しかしなかなか市が工事に取り掛からないので、ついに住民は税金の不払い運動を起こしました。ポートビラには住民税の一種として、豊かな集落が貧しい集落を助ける相互扶助税がありますが、その支払いを拒否したのです。

その結果、件のガタガタ道は穴ぼこに砂利を入れる程度の工事がなされました。(自転車はかえって走りずらくなった)しかし、雨が何回か降って、結局元の木阿弥です。バヌアツ人の国民性に良く言えばおおらかな、悪く言えばいい加減な国民性がありますが、これもその例でしょう。ある程度顔を立てれば実効がなくても許してしまうというのは、どこかの国と似ていますね。




issikikyurokusiki at 22:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)南の島 

2005年02月24日

バヌアツからの手紙

ポートビラに脳溢血で倒れ、半身不随になった方がいます。
その方からメールが来ました。

日本でリハビリを受けたいというお話だったのですが、
その前に、中国の鍼の名医がいるとのことで、
2〜3ヶ月様子を見るという話です。

確かに鍼は神経系に効くこともありそうですから、
ぜひ東洋医学特有の効能があることを祈りたいです。

それにしても中国の医者の話を
バヌアツでよく聞くようになりました。
中国人は熱心で勉強家なようです。

ヨーロッパの医者は薬品に頼る傾向があるようです。
「ペニシリンが効かない!?よし!スペッシャルや!」
というノリで、太い注射針をブスッと突き刺す、
そんなイメージです。

私のいた5年前くらいはそんな感じでしたが、
今や、経済のみならず中国の進出が盛んです。
バヌアツのようなところにも来るのですから、
他地域はなおさらでしょう。


issikikyurokusiki at 21:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)南の島