2005年02月08日

バヌアツの歴史

「中国四千年の歴史」といいますが、実はバヌアツも四千年の歴史があります。その起源はタイやマレーシア方向から島伝いに南下してきた人々です。オーストラリアの博物館にはそんな歴史が紹介され、木をくり抜いた舟もあります。ちょうどオーストラリアの原住民アボリジニと同じ先祖でしょう。

「じゃそんな歴史があってどうして文献の一つもないんだ」と思われるかも知れませんが、18世紀にキャプテン・クックに「発見」されるまで、文字に書かれた歴史がないのです。従って過去の歴史は言い伝えの他は、遺跡の発掘により想像されてきました。

「発見」の後は植民地時代の荒波を受け、イギリスとフランスが話し合いの結果、共同統治となり、言語も教育も英仏混合の独自の文化が生まれました。太平洋戦争中は日本軍がすぐ北まで攻め寄せて、連合軍の最前線基地になったこともあります。

戦後も長らくそのままでしたが、1980年、独立を果たし、一時の混乱や内乱を経てほんの10数年前、平和になり今日に至っています。

ポートビラでくり抜き舟に乗りましたが、乗って3秒で転覆し舟は無事でしたがフレンチフリゲート自身は沈没しました。こんな舟で数千キロの海上を渡ってきた先人の知恵と勇気に感服します。f(^_^)

issikikyurokusiki at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)南の島 

2005年02月07日

バヌアツの地理

9f31ba72.jpgさて、マラリアより何よりもバヌアツがどういう国か知ってもらわなくてはなりません。

バヌアツは、地図で見ると分かりますが、Y字型をした諸島からなっています。一番大きいエスピリツ・サント島は4,000平方キロで、沖縄本島の4倍位の広さ。二番目のマレクーラ島は3,000平方キロ、首都ポートビラのあるエファテ島は沖縄本島と同じくらい。
最高峰はサント島のダブウエマサナ山で1,879メートル。川は急流が多く見るべきものがありません。

と、ここまでは百科事典のような紹介ですが、私の実感ではとにかく急坂が多い!日本から自転車を持っていきましたが、車輪の細いタイプなので舗装道路の少ない郊外では使い物にならず、(下りた勢いで坂を登ることができず)苦心して坂を登りました。島の自動車はトヨタの4WDが多いです。

これというのもバヌアツは日本とつながっている環太平洋火山帯に属する火山列島だからです。赤い火を吹き上げる活火山がいくつもあって観光商品になっています。モルジブなどのように珊瑚礁なら平たい地形なのですが、バヌアツや日本のような火山列島は切り立った地形になります。

しかし住民は必ずしも高台に住んでいるわけではありません。私の滞在中に震度4くらいの地震が1回ありましたが、次の日の朝刊に地震による津波で5人死亡などとニュースになりました。ポートビラの主たる市街地も海抜数メートルのところにあります。ここでスマトラ並みの巨大津波に襲われたら…テレビでやっていた光景が再現されるかも知れません。






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2005年02月06日

マラリア

いま日曜日20:00ですが、インフルエンザか39度4分の熱が出ています。
明日は休みでしょう。小泉さんも風邪でダウンしたし…

こうなると思い出すのは、マラリアの恐怖です。
ハマダラカが媒介し、一気に高い熱が出て、2〜3日経つと下がるが、またぶり返すというのを繰り返して、死ぬこともある熱病です。
バヌアツはニューギニア・ソロモンに次ぐマラリアの南限地です

首都ポートビラの近辺は良いのですが、ジャングルで刺されるとやばいらしいです。農場見物でジャングルで刺されたのですが、5年たってまだ発病はありません。出かける前に東京で医者に聞いて回りましたが、東京でもマラリアの専門家は数えるほど。薬は現地で入手した方がいいという話です。

ポートビラ滞在中は2回突然高熱が出たことがあります。「おりゃここで死ぬのかな」などと大げさにも考えましたが、これも単なる現地のインフルエンザらしく、日本の市販薬を飲んで1日寝て治ってしまいました。

ちなみに向こうの医者は保険などないので高いです。外国人はプライベート・ドクターを持っており、ちょっと難しい治療だとニューカレドニアまで行かなければなりません。日本がODAで提供した良い機器は「国立病院」にあるのですが、誰も使えない宝の持ち腐れのようです。

ここにも日本のODA政策の的外れが出ているようです。


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2005年02月05日

さあ始まりだ!

バヌアツという国をご存知ですか?

「天国に一番近い島」ニューカレドニアの北東、太平洋戦争の戦場だったガダルカナル島の南に位置する日本と同じ島国です。83個の島を合わせると東京と隣接3県を含めたくらいの面積に三鷹あるいは鎌倉ほどの人が住んでいます。住民の9割はメラネシア系の人たちです。気候はほとんど熱帯ですが、やや南の方なのでしのぎやすいです。

1980年に独立した若い国で、イギリスとフランスの共同統治の植民地だったという特異な歴史を持っています。首都のポートビラは天然の良港で、キャプテン・クックの発見以来、寄港地として栄えました。

さて、そのバヌアツと社労士(社会保険労務士)がどうして結びつくのか?実は私「フレンチフリゲート」(フランスの木造帆船)が、バヌアツに仕事で6ヶ月ほど滞在したことがあり、その間にある日本人の方の年金受給手続きを代行させていただいたことが社労士になるきっかけになったという縁からです。

今回、このブログを立ち上げたのは、日本国内で社労士という仕事についた今も続いているご縁で、いろいろお世話になったバヌアツに何かご恩返しが出来るのではないかと、そのためには自分で見聞きしたことを紹介するのが一番ではないかと思ったからです。

観光立国なのに、日本からの直行便がなく、現在バヌアツは日本を上回る不況にあえいでいます。

今後、バヌアツと日本の橋渡し的な仕事は勿論、過去にバヌアツについて書き溜めた日記や資料へのコメント、日本の社労士の業務なども散りばめながら進めていこうかと思っています。

では南太平洋の秘境へGo!


issikikyurokusiki at 15:41|PermalinkComments(4)TrackBack(0)南の島